急性膵炎の検査・診断
どの科にいったらいいの?
上腹部や背中に痛みがあれば、早めに病院を受診しましょう。膵炎の検査には、内科や消化器科を受診してください。不安な方はかかりつけの医師に相談して、専門の医師を紹介してもらうといいでしょう。
検査・診断の流れ
問診・触診
医師から症状、病歴、生活習慣などについての質問があります。具体的には、いつ頃から痛みがはじまったか、どの部分が傷むか、どのように痛むか、腹痛が起こる前は何をしていたか、胆石はあるか、既往歴は、などといったこときかれます。できるだけ詳しく、医師に伝えるようにしてください。
なお、診察前に問診表がわたされることがありますので、そちらも正確に記述するようにしてください。
次に、おなかを触って触診します。急性膵炎の初期にはおなかを押されると痛みをかんじますが、時間が経つとおなかが硬くなっていきます。
血液検査
血液成分を調べることで、膵臓の異常を調べることができます。
膵酵素の濃度を調べる、あるいは病気の広がりをみるために腎機能、肝機能、血糖値などを調べます。
画像検査
膵臓の腫れ、炎症部位、胆石の有無などを調べます。
画像検査では、超音波検査やCT検査などが行われます。
- 超音波検査(エコー)
音波を画像に変換して体内を観察する検査です。患者の負担が少なく、容易に症状を発見することができます。また、何度検査しても身体への影響は少なく、安全です。 - CT検査
放射線などを使って、コンピュータで人体を断層撮影することにより、体内の詳しい状況を検査する方法です。検査時間はそれほど長くありません。妊娠している方は申し出る必要があります。
急性膵炎の診断基準
日本では1990年に厚生省(現厚生労働省)の研究班によって、急性膵炎の臨床診断基準は以下のように定められています。
- 上腹部に急性腹痛発作と圧痛がある。
- 血中、尿中あるいは腹水中に膵酵素の上昇がある。
- 画像で膵臓に急性膵炎にともなう異常がある。
- ※上記3項目中2項目以上を満たし、他の膵疾患および急性腹症を除外したものを急性膵炎と診断する。ただし、慢性膵炎の急性発症は急性膵炎にふくめる。
注:膵酵素は膵特異性の高いもの(P型アミラーゼ)を測定することが望ましい。
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